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お知らせ

スタッフコラム

17年目のメンテナンス

築17年の飯綱町のお住い。お引渡し後初の、外部木部の塗装なおしを行いました。
お客様に、「塗装の塗りなおしはいつ頃行うのですか?」とのご質問があります。
当社は、外部の木部、板塀の材料は、杉板を使います。
杉板表面を荒く削り、2度の塗装を行います。
木材深くまで塗料を染み込ませることで、色褪せや木部の傷みを防ぐ効果を見ております。

今回訪ねたお住まいは、17年目にして初の手入れ。
陽の当たり方、湿気度合いにも寄りますが、当社の建物は、10年間は目立つ色褪せはなく、
15年程経つと目につくようになる、というのが大半の経過でしょうか。
杉板の交換や補修が必要になる前に、お声掛け頂くと、塗装だけのメンテナンスで済みます。
その時期の目安は、12.3年のように思います。(まだ、きれいだけど、のタイミング)

この1度目のメンテナンスを、良い時期に行なうことで、その後のメンテナンスが非常に軽くなります。
木材は、その素材が良質であることはもちろん、どう使い、どう仕上げるかで、
随分と持ちに違いが出てきます。柔軟な木材だからこそ、扱う側の技量が試されますね。

当時のデザインは、時を経てもモダンに感じます。
ふんだんな木材の仕様と凝ったデティールも、羨ましい。

↓こちら、トイレの窓を隠すためのデザイン。(湯本らしい配慮)

2023.09.04 update