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スタッフコラム

八ヶ岳高原音楽堂へ

吉村順三氏の設計である「八ヶ岳高原音楽堂」へ。
バイオリンの音が、美しい六角形の音楽堂に響き渡り、ガラス張りの舞台は八ヶ岳を背景に、
時間と共に変化した。

15時開演時は、晴天。途中雨が降り、やがて西陽のオレンジ色がステージを照らした。
こちらの木のホールは、理想的な残響1.6秒をつくりだしたと言います。
主に、カラマツ、米マツ、チーク、ツガが使われ、木のホールならではの耳に心地よい自然な響き。
外からは、雨の音、蝉の声も聞こえてくる、そしてホワイエには燕が飛んでいた。
どこまでも自然でいい。自然と環境に調和し、そして美しい建物は、何だかとても大らかだった。
住まいに全てを置き換えることはできないけれど、自然の木をふんだんに使い、
環境に調和する住まい、とは、もう少し自然贔屓(ひいき)に、考えても良いかもしれないと感じた。
見たいと思った建物はできるだけ見るようにしている。
一生続けたい趣味でもある。
お客さんとも、建築の話が色々できたら楽しいし、
コラムで、またご紹介していこうと思う。

こちらホワイエの吉村障子。↑
当社の岡田設計士は、ずっと昔から小窓に時々デザインしている形がある。
岡田さんは、「私は、着物の矢羽模様からヒントを得たの」と言っている。
雰囲気が似ていた。何だか、嬉しい?すごい!笑

 

2022.08.02 update