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スタッフコラム

動線を工夫する -生活動線-

人が移動する経路のことを「動線」といいます。
すまいは、動線をうまく計画することで使いやすいものとなります。

上は 建築家 吉村順三先生のご自宅「南台町の家」の平面図です。
吉村先生はこの家の動線計画について

玄関をまん中にとると、そのまま各部屋に入れるので、廊下の分だけスペースの無駄ができない。(中略)風呂場も階段の踊り場の先に置いたりして、まったく廊下というものがない家なんです*1

と説明しています。
動線が整理されて使いやすい上、無駄がないため建築コストが抑えられます。

湯本建築設計でも、廊下のない、コンパクトな家を計画することを心がけています。
下の図は、規格住宅「誠の家」。

階段の位置を工夫し、1階も2階も廊下のないシンプルな動線を実現しています。

 


*1 『別冊新建築 吉村順三』p.24


 

2020.05.25 update