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新たな「家と庭」
現在、長野市内にて進めております大規模な解体工事。 千坪という広大な敷地の風景が、少しずつ、変わり始めています。建物の内部は、重機で一気に壊すのではなく、職人の手によって丁寧に解体が進められています。その様子をご主人と共に、これまでの歴史を振り返りながら拝見しました。

昭和43年。時代が求めた豊かさのかたち
解体されている母屋は、昭和43年(1968年)築。今からちょうど58年前、日本が高度経済成長の真っ只中にあり、多くの木造住宅が力強く建てられた時代の住まいです。今もなお立派な佇まいを見せる日本庭園。その景色を一番良い位置で愉しめるよう、応接間には立派なマントルピースが設えられ、隣にはお仏壇のある座敷が配置されていました。和洋が混ざり合う当時の大きな住まいの豊かさが伝わってきます。

変わるもの、変わらない価値
時代が変われば、生活様式が変わり、役目を終えるものも多くあります。 一方で、無くしては惜しい価値もたくさん存在します。
人が「心地よい」と感じる風景や、心安らぐ居場所のあり方。それは、58年前も今も、本質的にはそう変わりがないように思うのです。私たちは、その土地が持つ価値をしっかりと見極め、今の時代とお施主様に合わせた「新しい価値」へと再生させたい思いでおります。
庭師の想いと共に
新しい計画は、ほぼまとまってまいりました。 長年この庭を守ってきた庭師さんの想いも称えながら、千坪のお屋敷に、新たな「家と庭」の風景を紡ぎ出していきます。今月末には、一度まっさらな更地になります。 建物が姿を消したあとに、より緊張感が高まるでしょう。
2月の着工へと備えてまいります。

2026.01.06 update




