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スタッフコラム

吉村順三の眼

昨日スタッフみなで、建物視察へ。
竹中工務店東京本店1F(ギャラリーエークワッド)で開催中の、「建築家・吉村順三の眼」を見学し、
そちらでの作品紹介にもあった「国際文化会館」も、堪能してきました。
当社の先代湯本は、吉村順三先生の字も真似るほど尊敬をし、交流をさせて頂いておりました。
吉村順三先生と同じ眼で、住まいの設計をしようと励んでおりました。
軽井沢山荘に滞在中の吉村先生を、何度も訪ねていたようです。

▼建築ファンの聖地 国際文化会館(略称「I-HOUSE」)へ
庭園との調和が何とも美しい。1週間前に京都の庭師さんによる手入れが終わったとのこと。
剪定後の清らかさも感じられました。

今日の視察も、多くの学びがありました。
「先代があの住宅で描いたものが、ここからのヒントだったのでしょうね」という会話も。
設計は、どこまでも奥深い。ただ、住まいの設計は、シンプルに言うならば、
「使い手が心地よいものをつくる」に尽きると思います。
写真や言葉や数値、設計図面では、この心地よさは説明できず、難しいですね。
湯本建築設計のつくる家は、徐々に増す心地よさがある、という楽しみ付きです。
今日の私たちの体感も、これからの設計に生かされていくでしょう。
美味しいもの、美しいものに触れ、それがなぜ美しいのか、もっと美しくするには?なんて探求も大切にしていきます。

▼国際文化会館の会合スペースから庭園をみたシーンが、
須坂市の誠の家30坪の大窓からのシーンと似ています。
寸法を吟味した「誠の家」、手前味噌ですが、なかなか美しい大窓のある家です。

そして国際文化会館を後にし、建築家宮脇檀の名作「松川ボックス」へ。
小さなスケールの体感をたっぷりと。
小さく心地よく、そしてシンプルにつくるは、当社の永遠のテーマです。

気持ちの良い疲れと高揚感が残る朝です・・・

2024.03.14 update

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