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スタッフコラム

深い軒(のき)

深い軒には
 ・日射のコントロールができる
 ・雨除けになる
 ・壁のメンテナンスコストの軽減できる
などの実用的なメリットがたくさんあります。
コストダウンのために軒の出を小さくしてしまう住宅会社もあるようですが
ぜひしっかりと軒を出すことをおすすめします。

また実用的なメリットのほかにも、
意匠的・心理的によい効果ももたらします。

軒の深い建物を遠くから見ると、まずは屋根が見えます(下写真 左)。

だんだんと近づくと、軒裏が見えてきます(下写真 中)。
この段階では、まだ軒の下には入っていませんが
屋根の見え方の変化に伴って建物の領域に入ったことが分かります。

そしてもっと近づくと軒下に入ります(下写真 右)。

そして中に入ると窓の風景が軒によって切りとられ、
陰翳の深い豊かな風景をつくりだします。

このように深い軒には、
近づくにつれて見え方が変化して
内と外が自然につながるように感じる、
という心理的な効果もあるのです。

2020.07.08 update

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