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スタッフコラム

植物とすまい

すまいには植物が欠かせない、と考えています。
庭に植栽することと共に、室内にも観葉植物をおくこともおすすめです。

上の絵は、建築家 吉村順三先生のご自宅(南台町の家)の食堂です。
観葉植物を置くためのスペースが窓の手前に設えられています。
窓の先には庭の緑が見え、室内の観葉植物とつながることで視覚的な一体感を醸成しています。

住宅の基本形というのは立方体である。ある明るさがある。そうしてそこに火と水と便所がある。それから植物がどうしても要る。これは一鉢の植木でもいいから要る。それが人間の最低の原型だと思います。(中略)植物はどうしても何らかの形でなくてはいけないと思います。それは庭になったり出窓になったりいろいろするでしょうけれども、どうしても植物はほしいですね。*1

植物とすまいの関係について、吉村先生はこのように述べられています。
家具の配置をしっかりとスタディするのと同様、植物の配置もスタディしていたのでしょう。

このようなスペースがあると、水遣りの手間も軽くなります。
また、ほかの部屋に置いてある観葉植物がすこし弱った時に 回復場所としても使えます。
ぜひ、すまいの計画に取り入れてみて下さい。

- 観葉植物のスペース - 当社実例写真

 


*1 『別冊新建築 吉村順三』p.15

2020.04.21 update

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