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スタッフコラム

床・壁・天井の断熱材

湯本建築設計のつくる住宅において、断熱材料の仕様についてお話します。
どこに何をどのように使われているか、詳しく述べます。

● 材料について
メーカーによる違いよりも、パック品(袋入)か裸品かどうかが大切です。
どんなに丁寧な施工をしてもパック品は隙間が出てしまいます。

×パック品/ 隙間ができてしまう商品

〇裸品/ 隙間なく施工できる商品

● 床の断熱施工
床下地の大引き10.5㎝の間に厚さ10㎝の固形断熱材を嵌め込みます。
断熱材が落下しない様に施工し性能を発揮するようにします。
固形断熱材は追従性に劣る為、床から立ち上がる設備配管の
隙間をウレタン等で処理します。

湯本建築設計では以下の材料を使用します。
ネオマフォーム 100mm

● 壁の断熱施工
12㎝角の柱の場合、柱間に壁の断熱材を12㎝厚さで充填します。
この時に裸品で施工する事で下地材がある
壁の中にもしっかり充填され、室内側の気密シートと
断熱材の間の隙間もなくなり十分な断熱性能が発揮されます。
いかに密に充填されているかが大切。

現場の状況に応じて湯本建築設計では以下の材料を使用します。
高性能グラスウール16k 厚さ120mm
吹込みグラスウール32k 厚さ120mm

● 天井の断熱施工
天井裏には大きな構造材や下地材が存在し、
固形の断熱材では隙間ができ上手に充填できないため、
当社では吹込みグラスウールで施工します。
これにより狭い隙間にも密に断熱材が充填され断熱性能が発揮されます。

湯本建築設計では以下の材料を使用します。
吹込みグラスウール13k 厚さ300㎜

断熱材といっても色々あります。
どれが良い悪いというよりは、どこに何をどのように使うかが大切です。
それが分からないと、十分な性能が発揮されないことを知ってください。

yumoto

2019.10.23 update

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